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肩をすぼめて、悲しい笑い方をした。
浅田次郎 / 鉄道員(ぽっぽや)「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 ページ位置:84% 作品を確認(amazon)
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愛想笑い・作り笑顔
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前後の文章を含んだ引用
......異常なしって」「そりゃおとうさん、ポッポヤだもん。仕方ないしょ。そったらこと、あたしなあんとも思ってないよ」 乙松は椅子を回して振り向いた。ユッコは赤い綿入れの肩をすぼめて、悲しい笑い方をした。「めし、食うべ。めし食って、風呂へえって、おとうと一緒に寝るべ。な、ユッコ」 その日の旅客日報に、乙松は「異常なし」と書いた。 夜半に雪がやむと、幌舞のボタ山の......
単語の意味
肩を窄める(かたをすぼめる)
肩を窄める・・・両肩を落とすように身を縮める。寒さや肩身の狭さなどのために、身を縮めて小さくなる。元気なくしょんぼりとしたさま。
ちなみに、「肩を竦(すく)める」は、「両肩を上げて身を縮こまらせる」こと。「呆れ」「不満」「どうしようもない」などの気持ちを表す動作。
ちなみに、「肩を竦(すく)める」は、「両肩を上げて身を縮こまらせる」こと。「呆れ」「不満」「どうしようもない」などの気持ちを表す動作。
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愛想笑い・作り笑顔の表現・描写・類語(表情・顔に表れた気持ちのカテゴリ)の一覧 ランダム5
空疎な微笑を片頬 に装飾する
岡本かの子 / 母子叙情
手続きのような笑い。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
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「表情・顔に表れた気持ち」カテゴリからランダム5
行き場のない嘲笑に唇が歪む。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
顔にはわずかばかりの不快の影が通り過ぎた
梶井基次郎 / ある崖上の感情
顔の右側だけで笑った。感情を司る部分は右脳にあるから、本当の感情は顔の左半分に出るんだって、いつか、誰かに教えてもらったことがある。
朝井 リョウ / もういちど生まれる「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
「笑う・笑み」カテゴリからランダム5
顔は笑いながら奇妙に右頰が引きつり、紅い唇の間から黄色い歯がのぞいた。
野間 宏 / 暗い絵「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
繊細な硝子細工のように、ひどく脆くて危険な微笑
三島 由紀夫 / 午後の曳航 amazon
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