折り畳んでいた長身をからくりのように引き伸ばして立ち上がり
浅田次郎 / 悪魔「鉄道員（ぽっぽや） (集英社文庫)」に収録 ページ位置：85% 作品を確認（amazon）
この表現が分類されたカテゴリ
立ち上がる
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
...... 意味がわからずに顔を見ると、伯父はいかにも余計なことを言ったというふうに口をつぐんだ。 僕はポケットの中で十字架を握った。オート三輪が車寄せに止まると、蔭山は折り畳んでいた長身をからくりのように引き伸ばして立ち上がり、角帽を脱いでお辞儀をした。 伯父はあからさまに不愉快な顔をした。蔭山が僕の暮らしぶりについて訊ねても、決して答えようとはしなかった。 玄関の引戸には外側から南......
単語の意味
長身（ちょうしん）
長身・・・背が高いこと。また、その体。長躯（ちょうく）。
ここに意味を表示
立ち上がるの表現・描写・類語（動作・仕草・クセのカテゴリ）の一覧 ランダム５
テーブルに両手をついて立ち上った。
宮本百合子 / 伸子
その瞬間、天井から糸で釣り上げられたように、ふわりと草子は立上った。
吉行 淳之介 / 闇のなかの祝祭 amazon
夢遊病者のように立ち上がって
有島武郎 / 或る女
両手でぱんと膝を叩いて立ち上がった。
池井戸 潤 / 民王 amazon
このカテゴリを全部見る
「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム５
頭だけが難破した舟の木片のようにしばらく漂っていたが、舟のたてた波が間もなく覆ってしまった。
遠藤周作「沈黙（新潮文庫）」に収録 amazon
（恐怖のドキドキ）心臓が胸の中で鋭い信号音をたたき出している。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
ボールがひしゃげるほど指を食い込ませる
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
隣に立っている見知らぬ人の肩を 叩いて、身を 捩って笑っている
宮本 輝「道頓堀川（新潮文庫）」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
動作・仕草・クセ の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ
