TOP > 人物表現 > 動作・仕草・クセ > 頭を下げる・お辞儀する


カテゴリ検索 単語の意味
祖父は 慇懃 に真白な坊主頭を下げた。ちょっとやくざが仁義を切るような、腰を割ったお辞儀のしかただった。
浅田次郎 / うらぼんえ「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 ページ位置:55% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
頭を下げる・お辞儀する
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
...... 長屋門から続く炎の道を、祖父は昔のままの小柄な体を、こころもち反り返らせて歩いてくる。両足を横に投げ出す歩き方まで、どこも変わらない。 舅と義兄の前まで来て、祖父は慇懃に真白な坊主頭を下げた。ちょっとやくざが仁義を切るような、腰を割ったお辞儀のしかただった。小学校の父母会のとき、先生に同じお辞儀をして、ちえ子はひどく恥ずかしい思いをしたことがあった。「やあ、こいつァ遅くなってすんません。お初にお目にかかります、ちえ......
単語の意味
慇懃(いんぎん)
坊主頭(ぼうずあたま)
腰(こし)
慇懃・・・真心がこもっていて、丁寧な態度。また、そのさま。礼儀正しいこと。
坊主頭・・・坊主のように髪を剃ったり、短く刈った頭。丸坊主(まるぼうず)。坊主刈り(ぼうずがり)。丸刈り(まるがり)。
・・・1.胴体の下の方の部分で、上体と下肢(かし)をつなぐ部分。座る姿勢をとったとき、骨盤あたりの折り曲がる部分を漠然という。ウエスト。
2.衣服やはかまの腰にあたる部分。
3.あらゆる物の、腰に相当する部分。中ほどより少し下の部分。
4.紙や布などの、しなやかで破れにくい性質。
5.餅(もち)や粉などの、粘りや弾力。
6.刀や袴など、腰につけるものを数えるときの単位。「刀ひと腰」「袴ひと腰」
7.何かをする際の姿勢や構え。「及び腰」「けんか腰」など。
ここに意味を表示
頭を下げる・お辞儀するの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
衷心から謝意を表するように最敬礼をし
阿刀田 高 / ナポレオン狂「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
両手をついて頭を畳にすりつけた。
夢野久作 / あやかしの鼓
老人は呼吸を計って首をあげ
夏目漱石 / 吾輩は猫である
テーブルに額をこすりつけんばかりに頭を下げた。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
卑屈なくらい頭を下げてぺこぺこしていた
松本 清張 / 美の虚像「松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)」に収録 amazon関連カテ媚びる・卑屈・ぺこぺこする頭を下げる・お辞儀する
カテゴリ検索 単語の意味
同じカテゴリの表現一覧
動作・仕草・クセ の表現の一覧 
人物表現 大カテゴリ
表現の大区分