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(ロケットエンジンの燃焼テスト。ロケットエンジンの)銀色のスカートが、轟然と噴き出した白煙と炎にまみれたのはそのときだ。  モニタが映し出しているその光景は、無音だ。その中でエンジンだけが生命を吹き込まれ、猛然と炎を噴出し、巨大なエネルギーを消費している。無声映画を観ているような不思議な光景の中で、燃焼時間の自動カウントだけが続いていた。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 ページ位置:96% 作品を確認(amazon)
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......。 三、二、一──。「エンジンスタート!」 普段、感情に乏しい富山の声が、緊張して強ばっている。祈りにも似た思いで佃は、モニタの映像を見つめた。「モノトーン」の銀色のスカートが、轟然と噴き出した白煙と炎にまみれたのはそのときだ。 モニタが映し出しているその光景は、無音だ。その中でエンジンだけが生命を吹き込まれ、猛然と炎を噴出し、巨大なエネルギーを消費している。無声映画を観ているような不思議な光景の中で、燃焼時間の自動カウントだけが続いていた。 十秒──二十秒……。 四百、四百十、四百二十──四百八十秒──。「エンジン、停止」 富山の指令がマイクから流れた。 唐突に出現したのは、静寂だった。室内がそれ......
単語の意味
轟然(ごうぜん)
光景(こうけい)
無音(むおん・ぶいん)
轟然・・・大きな音が瞬間的に響いてくるさま。爆発のような轟音が鳴り響くさま。「然」は他の語の後ろに付いて、状態をあらわす字。
光景・・・1.目に前に広がる景色。そこに見える景色や物事のありさま。景色。様子。
2.日の光。
無音・・・1.(「むおん」と読んで)音がしないこと。また、音が一切聞こえないこと。
2.(「ぶいん」と読んで)挨拶するのが適切であるのに、挨拶のないこと。また、しばらく便りをしないこと。音信が途絶えること。(ご)無沙汰(ぶさた)。
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バイクが乗用車に引っかけられ、三十八歳の測量技師が脳挫傷で死んだ。
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
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