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顔を上げ、視線の先には赤信号がありました。それから、首を右に向けたので、トラックが来ているのも認識していたはずです。にもかかわらず、最後の気力をふりしぼるかのように、勢いを付けて、体を前に放り出すように飛び出していったのです。あっ、と思った時には間に合いませんでした。
湊 かなえ / ポイズンドーター・ホーリーマザー「ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫)」に収録 ページ位置:96% 作品を確認(amazon)
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自殺する
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前後の文章を含んだ引用
......に立っているのが見えました。少し前までは常にまっすぐ伸びていた背筋が、丸く曲がっていて、視線は足元にありました。でも、そのまま一歩を踏み出したのではありません。顔を上げ、視線の先には赤信号がありました。それから、首を右に向けたので、トラックが来ているのも認識していたはずです。にもかかわらず、最後の気力をふりしぼるかのように、勢いを付けて、体を前に放り出すように飛び出していったのです。あっ、と思った時には間に合いませんでした。藤吉さんの自殺を見過ごしたと思われるのが怖くて、警察には言えませんでしたが、どこかで懺悔したいと思っていました。』 ひりひりと痛む箇所になるべく体重をかけないよ......
単語の意味
体(からだ)
視線(しせん)
首・頸・頚(くび)
・・・頭・胴・手足など、肉体全体をまとめていう言葉。頭からつま先までの肉体の全部。身体。体躯。五体。健康。体力。
視線・・・目と、目が見ようとしているモノとを結ぶ線。目が見ている方向。見つめている方向。
首・頸・頚・・・1.頭と胴体をつなぐ細い部分。頸部(けいぶ)。また、「頭」そのものを指す場合もある。
2.1に似た役割を果たす部分や似た格好の部分。衣服の襟(首にあたる部分)。「びんの首」「セーターの首」など。
3.免職や解雇することをあらわす。首を切るという意味から。
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道端の霜の消えるごとく、世に無名の死に終わる
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木山省吾の死を知ったときには、すべてを失ったように慟哭した
野間 宏 / 暗い絵「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
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