TOP > 風景表現 > 水面・水中・水辺 > 朝の海


カテゴリ検索 単語の意味
朝の海だけが 綺麗 でした。海は幾つかの小さな島をその沖あいに点在させて、うす陽をうけて針のように光り、浜を嚙む波が白く泡だっていました。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 ページ位置:31% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
朝の海
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......土塊のように藁屋根と藁屋根との集まった部落。泥と木とでねりあわせた小屋。道にも黒い浜辺にも人影はない。一本の木に靠れ、私は谷あいにたちこめる乳色の靄を眺めます。朝の海だけが綺麗でした。海は幾つかの小さな島をその沖あいに点在させて、うす陽をうけて針のように光り、浜を嚙む波が白く泡だっていました。私はこの海をザビエル師、カブラル師、ヴァリニャーノ師を始めとする多くの宣教師たちが信徒たちにまもられながら往復したのだと思いました。平戸に来たザビエル師はきっと......
単語の意味
沖(おき)
・・・海や湖の岸から離れた所。
ここに意味を表示
朝の海の表現・描写・類語(水面・水中・水辺のカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
「水面・水中・水辺」カテゴリからランダム5
水面の色から不気味なばかりの水の深さが感じられた。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
黒い石ころのつみかさなった入江
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
カテゴリ検索 単語の意味
同じカテゴリの表現一覧
水面・水中・水辺 の表現の一覧 
風景表現 大カテゴリ
表現の大区分