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(家族の中で一人だけ外見が異質)一家にあって、彼は常に「異物」だった。調和を乱し、不協和音を作り出す間違った音符だった。一家で撮った写真を見ると、彼一人だけが明らかに場違いな存在だった。間違えてそこに入り込んで、たまたま写真に写ってしまった無神経な部外者のように見えた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 作品を確認(amazon)
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ネガティブな人の印象
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水のように静かでさびしい翳(かげ)が離れない娘
海音寺 潮五郎 / 武道伝来記 amazon
分別くさく大人のようにひからびているくせに利口そうでもない。
壷井 栄 / 裲襠 (1958年) amazon
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ずいぶん若く見える。若いと言うより、いったい何歳なのか年齢を判断しかねるような、不思議な風采である。
阿刀田 高 / 裏側「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
短かめのブルーのウールのスカートの下に膝の裏側の小さなくぼみが見えた。
村上春樹 / 双子と沈んだ大陸「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
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野間 宏 / 顔の中の赤い月「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
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