TOP > 風景表現 > 室内のようす > 庭・縁側・ベランダ
熟れて落ちた桃が、地上で蒸れて腐りながら放つ甘ったるい芳香は、まだ庭にも家の中にも充満していて
阿部昭 / 桃 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
庭・縁側・ベランダ
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
no data
単語の意味
芳香(ほうこう)
芳香・・・芳(かぐわ)しい香り。いい匂い。素敵な香り。
ここに意味を表示
庭・縁側・ベランダの表現・描写・類語(室内のようすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
重なった花びらの隙間から洩れる光が眼脂(めやに)みたいだ
黒井 千次 / 群棲 amazon
泉水がある、築山 がある。庭は、松が多い。かなり清楚 な、そしてひろい庭である。
吉川英治 / 治郎吉格子
このカテゴリを全部見る
「室内のようす」カテゴリからランダム5
(マンション最上階の屋上につながる扉)ぎいっとドアを開けた。シンナーの匂いや、古くこもった空気の中から、いっぺんに夜の新鮮な大気の中におどりでるような感じだった。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
部屋の中には新築の建物特有の匂いがした。置かれている家具も電気製品もすべてまったくの新品らしく、使用された形跡は見当たらなかった。きつと箱から出して、ビニールの包装を解いたばかりなのだろう。それらの家具や電気製品は、マンションのモデルルームをしつらえるために、デザイナーによって一括して買い揃えられたもののように見えた。シンプルなデザインで、機能的で、生活の匂いが感じられない。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
裸電球の暗い影がそこらに散らばっているセメントの袋やこわれた実験用の机や 藁 のはみ出た 椅子 の集積に落ちていた。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
室内のようす の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ