(バーで出会った男は)黒縁の四角い眼鏡をかけていて、目を惹くようなハンサムではないが、薄暗いバーのカウンターが似合う、味わい深い面立ちだった。
平野啓一郎「ある男」に収録 ページ位置:0% 作品を確認(amazon)
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異性にモテる人
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前後の文章を含んだ引用
......まい、話に加わることになった。 彼は自己紹介をしたが、その名前も経歴も、実はすべて嘘だった。しかし、私には疑う理由がないから、最初はその通りに受け取っていた。 黒縁の四角い眼鏡をかけていて、目を惹くようなハンサムではないが、薄暗いバーのカウンターが似合う、味わい深い面立ちだった。こういう顔に生まれていたなら、中年になって少々皺や白髪が増えてもモテるんじゃないかと思ったが、そう伝えると、彼は怪訝そうに、「いえ、全然、……」と首を傾げただけ......
単語の意味
味わい(あじわい)
面立ち(おもだち)
味わい・・・1.食べ物の味。味の調子。風味。
2.趣。しっとりと落ち着いて、心惹かれる感じや雰囲気。
2.趣。しっとりと落ち着いて、心惹かれる感じや雰囲気。
面立ち・・・顔だち。顔のつくり。顔つき。容貌(ようぼう)。
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