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男の色気は抱いた女の数だという説は、どうやら本当らしい。
浅田次郎 / 伽羅「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 ページ位置:33% 作品を確認(amazon)
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......開いた襟元で弄びながら、しばらく書類を読んでいた。「おまえ、八月に一千万たたいたんだってな。たいしたもんだ」 デスクに片肘をついたまま、ボスは流し目をつかった。男の色気は抱いた女の数だという説は、どうやら本当らしい。決して私たちには真似のできない、そうした色気に気付くとき、私はいつも四十歳という男の年齢をうらやんだものだ。 褒めるために私を呼んだわけではない。ボスはじきにも......
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(女に対して堂々としている、女心をわかっている)かの女は、むす子が頑是ない時分から、かの女の有りあまる、担い切れぬ悩みも、嘆きも、悲しみも、恥さえも、たった一人のむす子に注ぎ入れた。判っても、判らなくても、ついほかの誰にも云えない女性の嘆きを、いつかむす子に注ぎ入れた。《…略…》稚純な母の女心のあらゆるものを吹き込まれた、このベビー・レコードは、恐らく、余白のないほど女心の痛みを刻み込まれて飽和してしまったのではあるまいか。この二十歳そこらの青年は、人の一生も二生もかかって経験する女の愛と憎みとに焼けただらされ、大概の女の持つ範囲の感情やトリックには、不感性になったのではあるまいか。そう云えば、むす子の女性に対する「怖いもの知らず」の振舞いの中には、女性の何もかもを呑み込んでいて、それをいたわる心と、あきらめ果てた白々しさがある。そして、この白々しさこそ、母なるかの女が半生を嘆きつくして知り得た白々しさである。その白々しさは、世の中の女という女が、率直に突き進めば進むほど、きっと行き当る人情の外れに垂れている幕である。冷く素気なく寂しさ身にみる幕である。死よりも意識があるだけに、なお寂しい肌触りの幕である。女は、いやしくも女に生れ合せたものは、愛をいのちとするものは、本能的に知っている。いつか一度は、世界のどこかで、めぐり合う幕である。むす子の白々しさに多くの女が無力になって幾分へつらい懐しむのには、こういう秘密な魔力がむす子にひそんでいるからではあるまいか。そしてこの魔力を持つ人間は、女をいとしみ従える事は出来る。しかし、恋に酔うことは出来ない。あわれなわが子よ。
岡本かの子 / 母子叙情関連カテ異性にモテる人女心
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くらくらするタイプの官能的美人
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon関連カテ美人・美しい女色気・性的魅力・セクシー
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手紙の文例の宛名のような、人の名。
梶井基次郎 / 城のある町にて
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