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目を刺されたふうをして、ちえ子はハンカチで瞼を押さえた。泣き顔を見られたら負けだ。 呻き声を奥歯で噛み殺すと、腰が くだ けた。ちえ子は迎え火のかたわらに 蹲うずくまった。
浅田次郎 / うらぼんえ「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 ページ位置:52% 作品を確認(amazon)
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泣きそう・泣くのを我慢
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前後の文章を含んだ引用
......かひとりでもいい。自分の正義を代弁してくれる人間がいたならば、仮に結果は同じになろうともどれほど心強いことだろう。 風が凪いで、迎え火の煙が庭先にわだかまった。目を刺されたふうをして、ちえ子はハンカチで瞼を押さえた。泣き顔を見られたら負けだ。呻き声を奥歯で噛み殺すと、腰が摧けた。ちえ子は迎え火のかたわらに蹲った。「ちいこ」 ふいに名を呼ばれた。長屋門の篝火の中に、小さな人影が立った。「ちいこ」「はい」と、ちえ子は思わず答えた。幼いころの自分の呼び名だ。人影は暗い画額から......
単語の意味
泣き顔・泣顔(なきがお)
瞼・目蓋(まぶた)
腰(こし)
泣き顔・泣顔・・・泣いている顔。いまにも泣き出しそうな顔つき。泣き面・泣面(なきつら)。泣きっ面(なきっつら)。吠え面(ほえづら)。
瞼・目蓋・・・目の蓋(ふた)。眼球の表面をおおって、開閉する皮膚のひだ。瞼(まなぶた)。眼瞼(がんけん)。
・・・1.胴体の下の方の部分で、上体と下肢(かし)をつなぐ部分。座る姿勢をとったとき、骨盤あたりの折り曲がる部分を漠然という。ウエスト。
2.衣服やはかまの腰にあたる部分。
3.あらゆる物の、腰に相当する部分。中ほどより少し下の部分。
4.紙や布などの、しなやかで破れにくい性質。
5.餅(もち)や粉などの、粘りや弾力。
6.刀や袴など、腰につけるものを数えるときの単位。「刀ひと腰」「袴ひと腰」
7.何かをする際の姿勢や構え。「及び腰」「けんか腰」など。
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