林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:44% 作品を確認(青空文庫)
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蚊帳(かや)
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......しいだけで、ミシンの娘さんのような興味もない。夜は御飯を炊くのがめんどうだったので、町の八百屋で一山十銭のバナナを買って来てたべた。女一人は気楽だとおもうなり。糊 の抜けた三畳づりの木綿の蚊帳の中に、伸び伸びと手足を投げ出してクープリンの「ヤーマ」を読む。したたか者の淫売婦が、自分の好きな男の大学生に、非常な清純な気持ちを見せる。尨大な本だ、頭がつか......
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蚊帳(かや)の表現・描写・類語(道具・家具のカテゴリ)の一覧 ランダム5
うすら寒い秋の風が蚊帳の裾を吹いた。
林芙美子 / 新版 放浪記
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食堂の時計が引きしまった音で三時を打った。
有島武郎 / 或る女
敷布が真っ白で、石灰のようにかわいている
黒井 千次 / 群棲 amazon
火鉢がないので、七輪に折り屑 を燃やして炭をおこす。
林芙美子 / 新版 放浪記
うすら寒い秋の風が蚊帳の裾を吹いた。
林芙美子 / 新版 放浪記
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