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(ブラームスのバラードを聴く)その移りゆくはかない陰影と吐息の世界に身を任せる
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 ページ位置:50% 作品を確認(amazon)
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前後の文章を含んだ引用
......を美しく弾くことができたらどんなに素晴らしいだろうとミュウは考えた。かつてのわたしはブラームスの小品を、とくにバラードを、もっとも苦手なものとしていた。わたしはその移りゆくはかない陰影と吐息の世界に身を任せることができなかった。今のわたしになら、ブラームスをそのときよりずっと美しく弾くことができるはずだ。しかしミュウにはわかっていた。わたしにはもうなにも弾けないのだ......
単語の意味
陰影・陰翳(いんえい)
吐息(といき)
陰影・陰翳・・・1.影のこと。日が当たっていない暗いところ。
2.1が転じて、具体的に説明されていない部分。味わうことで理解できる、変化や含み。ニュアンス。「陰影に富む文章」
吐息・・・落胆したり、緊張がゆるんだりしたときに思わず吐く、大きな息。ため息。
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