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サユリが客の間を腰から下だけを時計の振り子のように動かす美しい姿勢で歩いて行くと、彼らは店の内装の粋な感覚など全て忘れて彼女の方を見るのだった。時を刻むのは、彼女の靴の細い 踵 の音だけである。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 ページ位置:8% 作品を確認(amazon)
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大人びた・色気のある体つき
美人・美しい女
魔性の女
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前後の文章を含んだ引用
......いた。彼は会うたびにサユリを違う店に連れて行った。そして、その店はどれも美しく磨かれた宝石のような場所だった。客たちはその雰囲気に酔い酒にも酔っていた。けれど、サユリが客の間を腰から下だけを時計の振り子のように動かす美しい姿勢で歩いて行くと、彼らは店の内装の粋な感覚など全て忘れて彼女の方を見るのだった。時を刻むのは、彼女の靴の細い踵の音だけである。彼女はその不遠慮な視線の束などにビクともせず尖った胸を突き出して席に着いた。「私はマンハッタンをいただくわ」 ハスキーな声でシンイチに告げる。君はマンハッタンか......
単語の意味
粋(いき・すい)
腰(こし)
粋・・・1.(いき・すいと読んで)身なりや態度、しぐさに気がきいて見えるさま。さっぱりと垢抜けしていて、色気もあること。また、遊びなれていることや花柳界(かりゅうかい)の事情に通じていること。 ⇔ 野暮(やぼ)。
2.(すいと読んで)優れているもの。最高水準にあるもの。
3。(すいと読んで)混じりけのないこと。また、そのもの。純粋。
2.(すいと読んで)優れているもの。最高水準にあるもの。
3。(すいと読んで)混じりけのないこと。また、そのもの。純粋。
腰・・・1.胴体の下の方の部分で、上体と下肢(かし)をつなぐ部分。座る姿勢をとったとき、骨盤あたりの折り曲がる部分を漠然という。ウエスト。
2.衣服やはかまの腰にあたる部分。
3.あらゆる物の、腰に相当する部分。中ほどより少し下の部分。
4.紙や布などの、しなやかで破れにくい性質。
5.餅(もち)や粉などの、粘りや弾力。
6.刀や袴など、腰につけるものを数えるときの単位。「刀ひと腰」「袴ひと腰」
7.何かをする際の姿勢や構え。「及び腰」「けんか腰」など。
2.衣服やはかまの腰にあたる部分。
3.あらゆる物の、腰に相当する部分。中ほどより少し下の部分。
4.紙や布などの、しなやかで破れにくい性質。
5.餅(もち)や粉などの、粘りや弾力。
6.刀や袴など、腰につけるものを数えるときの単位。「刀ひと腰」「袴ひと腰」
7.何かをする際の姿勢や構え。「及び腰」「けんか腰」など。
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さかきちゃんは美人。でも亜美ちゃんはもっと美人。グリム童話「白雪姫」で継母の女王様は「女王様は美しい。でも白雪姫はもっと美しい」と魔法の鏡から衝撃の告白を受けて、鏡をぶち割った。しかし魔法の鏡に訊くまでもない。さかきちゃんは美人、でも亜美ちゃんはもっと美人。
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