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(はさみで切る)気持のいい音を立てて糸を 鋏 で切った。
小川 洋子 / 亡き王女のための刺繡「口笛の上手な白雪姫」に収録 ページ位置:65% 作品を確認(amazon)
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鋏(はさみ)
切る
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前後の文章を含んだ引用
......」「あら、そう」「熱が高くて、おっぱいがあんまり出なくて、困ってるみたい」「そりゃあ、そうよね」 ふん、ふん、とうなずきながら彼女は縫い終わりの角に玉止めをし、気持のいい音を立てて糸を鋏で切った。「だって赤ん坊が出てきたあとも、胎盤がお腹に残っちゃったんだもの」「たいばん、って何?」「赤ん坊のベッド」「ふうん」 私は刺繡用の木枠を手に取り、手首にはめて二......
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鋏(はさみ)の表現・描写・類語(道具・家具のカテゴリ)の一覧 ランダム5
じょきんじょきんやる
岡本かの子 / 母子叙情
岡本かの子 / 巴里祭
夏目漱石 / 吾輩は猫である
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切るの表現・描写・類語(動き・反応・変化・現象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
はしから紙のように薄く切る。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
トマトは皮はむかず、みかんの袋のように8つに切っておく。
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
ケーキを切るように、真中に刃を入れて六つか八つに切る。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
大根を紙のように薄く切る
向田邦子 / 大根の月「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
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「道具・家具」カテゴリからランダム5
(小説を書く)戦国時代を背景にした小説……ことに、戦場のシーンを書きつづけているときなどは、威張り返って荒々しい挙動をするそうだし、また〔鬼平氏〕が酒なぞをのんでいるところを書いているときは、二匹の飼猫にもやさしいそうだ。 前にものべたことだが、それだけに一つの仕事から別の仕事へ移るときの気分転換にはまったく苦労する。 理論的に人物を描くことが不得手な私は、できぬまでも、それぞれの人物になりきろうとする。その気分が醸成されるまでは、どうしてもペンがうごいてくれぬ。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
天吾は電話のベルで起こされた。時計の夜光針は(深夜)一時を少しまわっている。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
テーブルの上の時計が見える。滲んだ文字盤の上で軽やかに無慈悲に秒針が回り続けている。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
「動き・反応・変化・現象」カテゴリからランダム5
生温かい水の中で煮られはじめた海老のように、やみくもに躰(からだ)をくねらせる
大江 健三郎 / 芽むしり仔撃ち amazon
続々として、つどって来る。
芥川龍之介 / 偸盗
たとえば鱇の尻尾が籠の目を探り当てるように、するりと細い隙間から入って来たのです・
井伏 鱒二 / 珍品堂主人 amazon
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