部屋はいつもよりずっとシンとしているみたいだ。いささかシンとしすぎている。その静寂には何かしら過度なものが含まれているように感じられる。
この表現が分類されたカテゴリ
静けさ・静寂
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
no data
単語の意味
些か(いささか)
静寂(せいじゃく)
些か・・・ちょっと。少しだけ。
静寂・・・物音一つなく静まり返っていること。ひっそりとして寂しさのあること。また。そのさま。「寂」は訓読みで「しず(か)」とも読める。
ここに意味を表示
静けさ・静寂の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
金槌を打つ音が、どこからかかすかに聞こえる。 真昼と夕方のはざまの時間、この町は静かすぎて、ずっと遠くの音までが風に乗って耳に届く。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
あの町ですよ。昼寝しているように、いつも静かな
大仏 次郎 / 帰郷 amazon
歌が終わった。《…略…》静けさがやって来た。 おそろしいほどの静けさで、それはさせ子の歌が消えた外側だけの世界ではなく、自分の内側も、からっぼかと思うくらいに静かになっているのを知った。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「音の響き」カテゴリからランダム5
ブリキをへこませるような乾いた音
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
悲鳴のようなクラクション
吉田修一「悪人」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
音の響き の表現の一覧
感覚表現 大カテゴリ