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「俺 は石だぞ。俺は石だぞ。」と念じているような気持で少しも動かない
梶井基次郎 / 交尾 ページ位置:54% 作品を確認(青空文庫)
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じっとする・動かないでいる
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前後の文章を含んだ引用
......れはそろそろ近寄って行っても河鹿の隠れてしまうのは同じだからなるべく神速に行なうのがいいのである。瀬のきわまで行ってしまえば今度は身をひそめてじっとしてしまう。「俺 は石だぞ。俺は石だぞ。」と念じているような気持で少しも動かないのである。ただ眼だけはらんらんとさせている。ぼんやりしていれば河鹿は渓 の石と見わけにくい色をしているから何も見えないことになってしまうのである。やっとしばらくす......
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杭のように動かなかった。
野上 彌生子 / 哀しき少年「野上彌生子全小説 〈8〉 哀しき少年 明月」に収録 amazon
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小鳥でも絞め殺すように、私は危うくその封筒を握りつぶすところだった。
三島 由紀夫 / 仮面の告白 amazon
20 分も早くついてしまったのに、弁天堂の前に父はいた。 あっさりと、あっけなくいた。
吉本 ばなな / 血と水「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
眼尻に涙が溢 れて来る。何の思いもない、水みたいなものだけれど、涙が出て来るといやに孤独な気持ちになって来る。
林芙美子 / 新版 放浪記
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