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胸の上に組み合わされた両手はほとんど肉が落ちて、筋だけが針金のように浮き上つている。

梅崎春生 / 桜島　作品を確認（amazon）

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筋肉質・鍛えられた体腕を組む

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単語の意味

筋立つ（すじだつ）

胸（むね）

筋立つ・・・筋が張る。皮膚が張って、筋が浮き上がって見える。

胸・・・１．体の前面で、首と腹との間の部分。また、その内側にある心臓や肺臓、胃などの内臓。
２．（胸に宿るとされている、）心。想い。心中。
３．乳房（ちぶさ）。おっぱい。

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筋肉質・鍛えられた体の表現・描写・類語（体つき・体型・体全体の様子のカテゴリ）の一覧ランダム５

秋だというのに、ずいぶんな薄着で、ただ、男の引き締まった身体には寒々しさは微塵もない。

伊坂幸太郎 / 砂漠　amazon

彼は瘦せていたけれども、筋肉は引き締まり、腕を曲げると力こぶができた。

山田詠美「新装版　ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録　amazon

迫力のある筋肉を備えた男

板チョコのような割れた腹筋

胸から二の腕にかけて筋肉の盛り上がりが素晴らしく、はち切れんばかり

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両腕を閂のように組んで

川端康成 / 雪国　amazon

敵から身を守る子供のように両腕を顔の上で組む

森瑤子 / 傷　amazon

丸太のように腕を組んだまま動かさない

何やら考え込むように腕を組んだ。

雫井脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録　amazon関連カテ考える・頭を回転させる腕を組む思い悩む・頭を悩ませる

胸の上に組み合わされた両手はほとんど肉が落ちて、筋だけが針金のように浮き上つている。

梅崎春生 / 桜島　amazon関連カテ筋肉質・鍛えられた体腕を組む

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階段のように一つ一つ窪（くぼ）みの出来ている胸

小林多喜二 / 蟹工船

雲突くほどの大男

（地面に転がる切断された人間の足）陽に照らされて、花のように光っているものは何だろう。　足である。鶏の趾あしのように、干いた指が五本揃っている。踝くるぶしから二寸ばかり上で切れている。切口の中央には、骨が白く、雌蕊めしべのように光っている。

大岡昇平「野火（新潮文庫）」に収録　amazon関連カテ死人・遺体切断された体

幼い頃から土になじみ鍛えられて、中肉中背だったがいたって健康

岩のように丈夫そのものに見える身体

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シンイチの細い手を、まるで「白アスパラガス」のようだと不気味に感じていた。

山田詠美「新装版　ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録　amazon関連カテ色白・肌の白さ細い、華奢な腕

いかにも弱ったという風に腕を組む

関連カテ悩む・困る腕を組む

ほそい骨だけの腕

遠藤周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録　amazon

腕も脛（すね）も鉛筆のように細くて

牧野信一 / 淡雪　amazon関連カテ足の太さ・細さ細い、華奢な腕

彼は射撃練習でもするように腕をまっすぐに伸ばし、闇の奥を指さした。

村上春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録　amazon

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