数日経てば消えてしまう傷痕

爪あとの残った皮膚

三日月形の 疵きず 跡あと。

傷は、スパッと浅くきれいに切れている。

尻つねった跡が青あざのように

いつもラストスパートみたいに疲れやすい体質

（自閉症専門のカウンセラー）こういう仕事にひどく疲れるときもある。 　患者を本当に助けたかったら、患者にシンクロしたり、共鳴したりしてはいけない。でも強烈にただ、同調を求めてくる患者に波長を合わせないようにするのは苦しい。腹ぺこのときに目の前にごちそうがあっても気にしないようにする、それと同じくらい難しい。 　向こうは命がけでシンクロだけを望んでいるのだから。エネルギーのすべてをその一時しのぎに注いでくるのだ。 　だから 喩えて言うと、プロのウエイターになったように意識を保つ。腹がへっていてもウエイターが食べ物を運びながらむらむらしていては仕方がない。そんなふうにそらす。 　自分が何をしたいのかを忘れないようにする。治したいんだろう？　治ってもらいたいんだろう？　その基本に常に意識を合わせる。適当にでも何でも、合わせる。とりこまれないようにする。 　自分が手伝おうとしているもののほうに協力体制がない、そのことに時々、ものすごーく疲れる。

煙草は湿った新聞紙を丸めてガスバーナーで火をつけたような味がした。

（幻覚）ピンクの象が見える

脚が棒のようになるという言葉が、まったく実感のある形容だということもわかりました。