TOP > 風景表現 > 室内のようす > 扉(門・窓)の開閉
梶井基次郎 / ある崖上の感情 ページ位置:51% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
扉(門・窓)の開閉
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......て抜けてゆくのらしかった。結局彼はいつまで経ってもそこが動けないのである。―― 主婦はもう寝ていた。生島はみしみし階段をきしらせながら自分の部屋へ帰った。そして硝子 窓をあけて、むっとするようにこもった宵の空気を涼しい夜気と換えた。彼はじっと坐ったまま崖の方を見ていた。崖の路は暗くてただ一つ電柱についている燈がそのありかを示しているに過ぎなかった。そこを眺めながら、彼は今夜カフェで話し合っ......
単語の意味
夜気(やき)
宵(よい)
夜気・・・1.夜の冷えた空気。
2.夜の静かな雰囲気や気配。
2.夜の静かな雰囲気や気配。
宵・・・日が沈んでまだ間もないころ。夜が始まったばかりのころ。
ここに意味を表示
扉(門・窓)がひらく・閉じるの表現・描写・類語(室内のようすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
(自動ドアが開いて)その一瞬耳に飛び込んできたはずの真夏の雑踏の音
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
水門はきりっと閉った。
岡本かの子 / 渾沌未分
バタンと戸がしまるたかい音が聞えた。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「室内のようす」カテゴリからランダム5
闇の粒子が僕の網膜に不思議な図形を描いた。描かれた図形はしばらくすると音もなく崩れ、別の図形が描き出された。水銀のように静止した空間の中で、闇だけが動いていた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
呼び鈴を鳴らした。すると、応答があり、玄関戸が開いた。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
階段の下のじめじめした四畳半
太宰治 / 人間失格
同じカテゴリの表現一覧
室内のようす の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ