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(腫れ物の)痕は、細長く深く切れ込み、古い本が紙魚 に食い貫 かれたあとのようになっている。
梶井基次郎 / ある心の風景 ページ位置:18% 作品を確認(青空文庫)
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肌の腫れ・むくみ
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前後の文章を含んだ引用
......て行った。それにつれてその痕 はだんだん深く、まわりが大きくなって来た。 あるものはネエヴルの尻のようである。盛りあがった気味悪い肉が内部から覗 いていた。またある痕は、細長く深く切れ込み、古い本が紙魚 に食い貫 かれたあとのようになっている。 変な感じで、足を見ているうちにも青く脹れてゆく。痛くもなんともなかった。腫物 は紅い、サボテンの花のようである。 母がいる。 「あああ。こんなになった」 彼は母に......
単語の意味
衣魚・紙魚・蠧魚(しみ)
衣魚・紙魚・蠧魚・・・シミ科の昆虫を総称。細長くて銀白色の小さい昆虫。主に衣服や本などの糊(のり)を食べ、魚のようにクネクネとよく動くなどから「衣魚」「紙魚」の字が当てられた。
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(腫れ物は)ネエヴルの尻のようである。盛りあがった気味悪い肉が内部から覗 いていた。
梶井基次郎 / ある心の風景
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熱のせいで目には透明の膜が張っている。
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重い疲れが彼に凭 りかかる。
梶井基次郎 / 冬の日
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