TOP > 暮らしの表現 > 健康・体調・病気 > 肌の腫れ・むくみ
熱帯 潰瘍 で片足が 棍棒 のようにふくれ上っていた。
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 ページ位置:11% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
肌の腫れ・むくみ
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......えられたように、一斉に頭を風下に倒して、動かなかった……「また帰って来たのか」 と声がかかった。振り返ると顔馴染の安田という中年の病兵の、表情のない顔があった。熱帯潰瘍で片足が棍棒のようにふくれ上っていた。向脛にある一つの潰瘍は、塩煎餅の大きさに拡がり、真中に飯粒ほどに骨が見えていた。彼はそこに比島人の療法に従って、刺戟性の匂いのする植物の葉をはり、上にブリキの小......
ここに意味を表示
肌の腫れ・むくみの表現・描写・類語(健康・体調・病気のカテゴリ)の一覧 ランダム5
梶井基次郎 / ある心の風景
このカテゴリを全部見る
「健康・体調・病気」カテゴリからランダム5
(遊び疲れる)ぼろぼろになるまで遊んだ
吉本ばなな / サンクチュアリ「うたかた/サンクチュアリ」に収録 amazon
父親が枯れ枝のように衰えていく
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 amazon
ぬくまった水枕が、 耳朶 の下で音を立てている。プカンプカン。のどかな音なのに、ゴムの匂いも懐しく鼻に 媚びているのに、妙に気持が落着かない。
向田邦子 / 耳「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
健康・体調・病気 の表現の一覧
暮らしの表現 大カテゴリ