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かの女は閃 く感覚を「猫の瞳 」だの「甘苦い光の澱 み」だのと手早くノートしている
岡本かの子 / 母子叙情 ページ位置:65% 作品を確認(青空文庫)
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閃く・気づく・ふと思う
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前後の文章を含んだ引用
......三時頃と覚える薄日が急にさして、あたりを真鍮色 に明るくさせ、それが二人をどこの山路を踏み行くか判らないような縹緲 とした気持にさせた。 「まあこんなところがあるの」かの女は閃 く感覚を「猫の瞳 」だの「甘苦い光の澱 み」だのと手早くノートしていると、規矩男は浮き浮きした声で云った。 「何? インスピレーション採っているの? 歌のですか」 「ふふふふ、歌のよ」 かの女はこのプラスフォーアを着たナポレオン型の美......
単語の意味
手早い(てばやい)
猫(ねこ)
手早い・・・手でする動作が早い。物事の処理や、仕事が早い。動作がテキパキして素早い。
猫・・・1.ネコ科の哺乳動物の総称。形は虎に似て、柔軟な体や出入り自由な爪、鋭い感覚のひげを足を持つ。暖かいところを好み、鼠(ねずみ)をよく捕るとされる。
2.(猫の皮を胴張りに用いるところから)三味線の異称。
3.猫車(ねこぐるま)の略。
4.猫火鉢(ねこひばち)の略。
5.ふいごの内側についていて、空気の出る孔をふさぐ革。
2.(猫の皮を胴張りに用いるところから)三味線の異称。
3.猫車(ねこぐるま)の略。
4.猫火鉢(ねこひばち)の略。
5.ふいごの内側についていて、空気の出る孔をふさぐ革。
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(いろんなアイデアが、)太古の海における生命萌芽のざわめきのように、彼の頭の中に浮かんだり消えたりしていた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
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そんなどうでもいいようなことが、突然頭の中にぽっかり雲みたいに浮かんだ。
小川洋子 / 冷めない紅茶「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
天啓のように 閃く。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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昔の記憶が、この炎天に通う微風のように、かなしく、なつかしく、返って来た。
芥川龍之介 / 偸盗
(アイデアを出す)「耳クソも、何にもない、綺麗だと思っていても、一生懸命耳をかき出すと、白くて大きいものがポロッと出てきたりするじゃないか。思い出なんてそんなもんで、やたらひっかけばひっかくほどどんどんとれていくもんさ」
林 真理子 / エンジェルのペン「最終便に間に合えば (文春文庫)」に収録 amazon
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吉川英治 / 増長天王
〝X〟の話を聞いて以来、その存在に四六時中つきまとわれていた。丁度、頭の中で止まらなくなってしまった何かのメロディのように、歩いていても、電車に乗っていても、家族と食事をしていてさえも、〝X〟のことを考えているのだった。
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon
意識が朦朧としてきて、抛(ほう)り出された手鞴(てふいご)のようにしぼむ
徳永 直 / 太陽のない街 amazon
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