TOP > 人物表現 > 思考・頭の中の状態 > 頭から離れない


カテゴリ検索 単語の意味
〝X〟の話を聞いて以来、その存在に四六時中つきまとわれていた。丁度、頭の中で止まらなくなってしまった何かのメロディのように、歩いていても、電車に乗っていても、家族と食事をしていてさえも、〝X〟のことを考えているのだった。
平野啓一郎「ある男」に収録 ページ位置:14% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
頭から離れない
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......けた頭を整理するように胸の裡で呟いた。里枝の夫は、谷口大祐になりすましていた別のある男であり、職業的な癖で、ひとまずは〝X〟と呼ぶことにした。 城戸は、里枝から〝X〟の話を聞いて以来、その存在に四六時中つきまとわれていた。丁度、頭の中で止まらなくなってしまった何かのメロディのように、歩いていても、電車に乗っていても、家族と食事をしていてさえも、〝X〟のことを考えているのだった。 こういう現象を何と呼ぶのだろうか? 音楽のことは、「耳の虫」と言うらしいが。…… 人生のどこかで、まったく別人として生き直す。──そんな考えは、これまで城戸の......
ここに意味を表示
頭から離れないの表現・描写・類語(思考・頭の中の状態のカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
「思考・頭の中の状態」カテゴリからランダム5
頭が遠心分離器にかけられたみたいに旋回している
大庭 みな子 / 大庭みな子全集 第2巻 amazon
カテゴリ検索 単語の意味
同じカテゴリの表現一覧
思考・頭の中の状態 の表現の一覧 
人物表現 大カテゴリ
表現の大区分