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人の心は信じられないものだと云う、俗悪な不愉快な考えが知らず知らず、自分の心に根を下ろして行く
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:10% 作品を確認(amazon)
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自信がある・自信を深める
主義・人生観・思想
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前後の文章を含んだ引用
......た。 彼は書いて見る事で多少でもこの事がらを明瞭さす事が出来るだろうと考えた。そして書いたが、やはり或る所まで来ると、どうしても理解出来ないものに行き当った。 人の心は信じられないものだと云う、俗悪な不愉快な考えが知らず知らず、自分の心に根を下ろして行くのを感ずると、彼はいやな気持になった。それには近頃段々面白くなくなって来た阪口との関係もあずかって力をなしていた。 然しこう傾いて行く考えに総て人生の観方をゆだ......
単語の意味
愉快(ゆかい)
愉快・・・爽(さわ)やかで快(こころよ)いこと。気分が晴れ晴れして、気持ちがいいこと。
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鉄よりも固い確信
夢野久作 / ドグラ・マグラ
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下りずに過ごす人生だって捨てたものではないと思う。生まれてから死ぬまで懸命に走り続ける。転んでも、傷ついても、たとえ敗北を喫しようとも、また立ち上がり走り続ける。人の幸せとは、案外そんな道々出会うものではないだろうか。クライマーズ・ハイ。一心に上を見上げ、脇目も振らずにただひたすら登り続ける。そんな一生を送れたらいいと思うようになった。
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
あたしは勝手にお腹がへったり、勝手に生理になったりするようなこんな体があって、その中に閉じ込められてるって感じる。んで生まれてきたら最後、生きてご飯を食べ続けて、お金をかせいで生きていかなあかんことだけでもしんどいことです。
川上 未映子「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
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いつかまた、悪い時期が来るだろうし、楽になった分、反動とか落ち込みもひどいだろう。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
彼は偶然なこと故に、 却ってそれが何かの故意のよう考えられるのだ。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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