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そこらじゅうの店先では大きな音楽がかかっていた。スティーヴィー・ワンダーやホール&オーツやら、パチンコ屋のマーチやら、右翼の宣伝車の軍歌やら、なにやかやが渾然一体となってカオスのような喧騒を作り出していた。
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街の騒音・都会の喧騒
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単語の意味
渾然一体(こんぜんいったい)
喧噪・喧騒(けんそう)
マーチ(まーち)
渾然一体・・・別々のものが混ざり溶け合って、お互いの区別がつかないほど一体になるさま。「然」は他の語の後ろに付いて、状態をあらわす字。「混然一体」とも書く。
喧噪・喧騒・・・物音や人の声など、生活の音がやかましいこと。また、そのさま。「都会の喧噪を離れる」
マーチ・・・歩調をそろえて行進をするための、二拍子や四拍子のリズミカルな曲。行進曲。
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街の騒音・都会の喧騒の表現・描写・類語(地上・陸地のカテゴリ)の一覧 ランダム5
あらゆる音がジンタのように聞えて来る。
林芙美子 / 新版 放浪記
宵っぱりな都会の眠気知らずなざわめき
宮本百合子 / 伸子
喧騒の渦の音が不安な魅力で人々を吸い付けている市の中心
岡本かの子 / 巴里祭
様々な種類の物音がひとつに入り混じった都会の騒音が、通奏低音となって彼女を取り囲んでいた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
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真っ白い鶏冠(とさか)のような山巓(さんてん)
堀 辰雄 / 風立ちぬ amazon
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