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まるでやる気のないそば屋があった。 店頭の食品サンプルは、すっかり陽にやけて色あせ、ザルソバにも天丼にもうっすらとホコリがかぶっている。
東海林 さだお「タコの丸かじり (文春文庫)」に収録 ページ位置:86% 作品を確認(amazon)
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店・建物の佇まい・外観
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前後の文章を含んだ引用
......木の植えこみに竹垣、竹垣の上には長靴の逆さ干し、玄関には万年青の鉢、万年青のまわりには卵のカラ、という、いまだにサザエさんしている家もある。 住宅街のはずれに、まるでやる気のないそば屋があった。 店頭の食品サンプルは、すっかり陽にやけて色あせ、ザルソバにも天丼にもうっすらとホコリがかぶっている。 もうかれこれ、十年はこの中を掃除していないはずだ。片隅にはクモの巣、底面のベニヤはまくれあがり、クモの巣の主も嫌になってどこかへ行ってしまったという、やる気百......
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桃色の練菓子に緑の刻みを入れたような一掴みの建物だ。
岡本かの子 / 巴里のキャフェ
薄暗い鉄格子のはまった事務室
林芙美子 / 新版 放浪記
礼拝堂のシルエットが棺のように黒い
加賀 乙彦 / フランドルの冬 amazon
横浜という所には似もつかぬような古風な外構 え
有島武郎 / 或る女
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礼拝堂のシルエットが棺のように黒い
加賀 乙彦 / フランドルの冬 amazon
(町はいろいろな国の人が)雑居して、さながら人種の博品館のような感を呈していた。
井伏 鱒二 / ジョン万次郎漂流記 amazon
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