TOP > 人物表現 > 動作・仕草・クセ > 投げる・飛ばす
渡す――というよりも投げつけました。
芥川龍之介 / 河童 ページ位置:54% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
手渡す
投げる・飛ばす
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......タアンの下に古ぼけた本ばかり読んでいるくせに。」 「どうして?」 「この近ごろマッグの書いた『阿呆 の言葉』という本を見たまえ。――」 クラバックは僕に一冊の本を渡す――というよりも投げつけました。それからまた腕を組んだまま、突 けんどんにこう言い放ちました。 「じゃきょうは失敬しよう。」 僕はしょげ返ったラップといっしょにもう一度往来へ出ることにしました......
ここに意味を表示
手渡すの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
刀剣をとり出すと、子供に飴玉でも与えるように逸見の手にわたした。
木山 捷平 / 大陸の細道 amazon
このカテゴリを全部見る
投げる・飛ばすの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
(思い出のピアスを放り捨てる)高台の突端まで歩いていくと、鉄柵の手前で腕を振りかぶり、イルミネーションが一面に明滅しはじめた街の上空にピアスを投げる。十和子の目は小さな流星になって落ちたはずのダイヤを捉えられない。陣治は何も投げなかったか、むしろただ空間に向かって大きく手招きをしただけにしか見えない。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
有島武郎 / 生まれいずる悩み
キャラメルをつぶてのように、三階へ投げてくれる。
林芙美子 / 新版 放浪記
このカテゴリを全部見る
「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
(魔が差してそう答える)目の前の闇には、魔がさす時いつもそうなように、一本道が見えた。白く光って確かそうに見えて、私はそう答えた。
吉本 ばなな / キッチン「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
豆粒でも拾うように、ボツリ、ボツリ、然 しむさぼるように、それを読んで
小林多喜二 / 蟹工船
腹だけはおかしそうに絶えず浪立 たせて
芥川龍之介 / 河童
同じカテゴリの表現一覧
動作・仕草・クセ の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ