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(腫れ物は)ネエヴルの尻のようである。盛りあがった気味悪い肉が内部からのぞいていた。
※備考※ ネエヴル = ネーブル(オレンジの一種)
梶井基次郎 / ある心の風景 ページ位置:17% 作品を確認(青空文庫)
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肌の腫れ・むくみ
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前後の文章を含んだ引用
......その上に、んだ歯がたのようなものが二列ふたならびついている。脹れはだんだんひどくなって行った。それにつれてそのあとはだんだん深く、まわりが大きくなって来た。  あるものはネエヴルの尻のようである。盛りあがった気味悪い肉が内部からのぞいていた。またある痕は、細長く深く切れ込み、古い本が紙魚しみに食いかれたあとのようになっている。  変な感じで、足を見ているうちにも青く脹れてゆく。痛くもなんともなかった。......
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尻・臀・後(しり)
尻・臀・後・・・1.腰のうしろ下部で、肉が豊かについている部位。座るときや腰をかけるときに下に位置するところ。肛門(こうもん)と尾てい骨がある辺り。尻(けつ)。臀部(でんぶ)。御居処(おいど)。
2.衣服の1にあたる部分。「ズボンの尻」
3.和服の腰から下の、裾(すそ)のほうの部分。
4.物事や長く続いているモノの、後方や一番あと。終わりの部分。しまい。最後。末端(まったん)。結果。
5.容器の外側の底の部分。また、果物の底部。「鍋の尻」
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