夢見るような表情 | 寝顔の表現・描写・類語｜小説の言葉集

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夢見るような表情

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寝顔の表現・描写・類語（顔のカテゴリ）の一覧ランダム５

寝ながら苦しい夢を見ているようで眉間にぎゅっとしわがよっていた。

よしもとばなな / まぼろしハワイ「まぼろしハワイ」に収録　amazon関連カテ寝顔悪夢（睡眠中）

実に健やかないびきを立てていて、顔の表情には一点の曇りもない

関連カテ寝顔イビキ・寝息

（寝顔は）昼間よりも弱く、無防備に見えて少し心細くなる。

吉本ばなな「アムリタ（上） (新潮文庫)」に収録　amazon

死人のような顔で寝る

肩あたりの上掛けをかき寄せる無邪気な仕草、すでに眠りの世界に入りつつある、ほんのり笑みの浮かぶ愛らしい口元、耳のあたりのくるんと巻いたくせ毛、閉じた瞳をいろどる長く濃いまつ毛。

綿矢りさ / 仲良くしようか「勝手にふるえてろ (文春文庫)」に収録　amazon関連カテ眠りに落ちる・寝つく寝顔眠っている姿

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顔は女っ気に溢れて濡れたように見える

単に鼻のみではない、顔全体が低い。小供の時分喧嘩をして、餓鬼大将（がきだいしょう）のために頸筋（くびすじ）を捉（つら）まえられて、うんと精一杯に土塀（どべい）へ圧（お）し付けられた時の顔が四十年後の今日（こんにち）まで、因果（いんが）をなしておりはせぬかと怪（あやし）まるるくらい平坦な顔である。至極（しごく）穏かで危険のない顔には相違ないが、何となく変化に乏しい。いくら怒（おこ）っても平（たいら）かな顔である。

夏目漱石 / 吾輩は猫である

顔は真ん中より下

風邪に罹ったような顔色

蓄積している疲労を顔に浮かべて

綿矢りさ / かわいそうだね？「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録　amazon

「睡眠・眠る・寝る」カテゴリからランダム５

葉子は思いきり男の胸をゆすぶってみた。　しかし男は材木のように感じなく熟睡していた。

有島武郎 / 或る女関連カテじっとする・動かないでいる熟睡・ぐっすり眠る

こま切れの睡眠

雷のようなイビキを立てて熟睡する

夜中に時折ぐるぐると重く訪れるしめった悪夢

吉本ばなな「アムリタ（下） (新潮文庫)」に収録　amazon

枕元（まくらもと）のスタンドの灯を消し、自分の頬（ほお）に並べて枕の上に置いてあった規矩男の手紙を更に夜闇（よやみ）のなかに投げ出した。規矩男の手紙を読み終えてから今までじっと悲しく見つめ考えていたスタンドの灯影の一条が、闇のなかで閉じたかの女の眼の底に畳まり込み、それが規矩男の手紙の字画の線の印象と同じ眼底で交り合い、なかなか眠りに入れそうもない。

岡本かの子 / 母子叙情

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