脇腹に突っこまれたシャジは、抜き取るときに十分注意しないと、〝頂上の崩落〟という突然の不幸を招くことがあった。
東海林 さだお「タコの丸かじり」に収録 ページ位置:24% 作品を確認(amazon)
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かき氷
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前後の文章を含んだ引用
......れてあった。 シャジは、サジと言う奴もいて、ぼくはいつもシャジかサジで迷っていたが、スプーンなどというニヤケたものではなかった。日本古来のシャジであった。 この脇腹に突っこまれたシャジは、抜き取るときに十分注意しないと、〝頂上の崩落〟という突然の不幸を招くことがあった。〝頂上の崩落〟は〝テーブルへの散乱〟を呼び、〝経済的な損失及び精神的な苦痛〟を呼び、不幸が不幸を呼ぶという典型的な災難をこうむることになる。 昔は夏になればいつ......
単語の意味
脇腹(わきばら)
匙(さじ・しゃじ)
脇腹・・・1.腹の横側。横腹(よこばら)。
2.本妻でない女性の腹から生まれること。また、その子。妾腹(めかけばら・しょうふく)。 ⇔ 本腹(ほんばら)。
2.本妻でない女性の腹から生まれること。また、その子。妾腹(めかけばら・しょうふく)。 ⇔ 本腹(ほんばら)。
匙・・・スプーン。
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かき氷の味、おいしさを伝える表現・描写(和菓子のカテゴリ)の一覧 ランダム5
大きな氷のカタマリをかき氷の機械の台の上にヨッコラショとのせる。 手でハンドルをタテに回すと、どういう仕掛けかタテの回転運動はヨコの回転運動に変わり、氷がシャキシャキとけずられ、台の下に置かれたグラスの上に少しずつ降りつもっていく。 降りつもって円錐形に盛りあがっていくのを、固唾をのんで見守ったものだった。盛りあがったところに、おばさんは小さな鉄のヒシャクでイチゴ水を一杯だけしゃくってかけてくれる。かき氷のツユは、いつだって足りたことがない。いつも少ないツユをやりくりして、時にはツユの全然かかってない部分を味気なく食べたりして何とかしのいでいた。
東海林 さだお「タコの丸かじり」に収録 amazon
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