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月の輪郭がだんだんぼやけて来て、空の中に浮き漂うようになる
有島武郎 / 或る女(後編) ページ位置:94% 作品を確認(青空文庫)
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前後の文章を含んだ引用
......はだれでも自分と同様に一人ぼっちになってしまうんだ。……どの人を見てもあわれまれる……葉子はそう思いふけりながら静かに静かに西に回って行く月を見入っていた。その月の輪郭がだんだんぼやけて来て、空の中に浮き漂うようになると、葉子のまつ毛の一つ一つにも月の光が宿った。涙が目じりからあふれて両方のこめかみの所をくすぐるようにするすると流れ下った。口の中は粘液で粘った。許すべき何人なんびとも......
単語の意味
月の輪(つきのわ)
月の輪・・・1.月。とくに、満月。月輪(げつりん)。
2.満月の輪郭。また、そのような形のもの。わら製の釜敷(かましき)、袈裟(けさ)につける飾り物、釣り花瓶など。
3.ツキノワグマのノドにある、三日月形の白い毛。
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白い月が賢いみなしごのように寡黙に空に浮かんでいた。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
空に洗ったような月がのぼる良夜
藤沢 周平 / 三屋清左衛門残日録 amazon
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