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馬の背なかが、波のようにならんでいた。
吉川英治 / 野槌の百 ページ位置:38% 作品を確認(青空文庫)
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馬
並ぶ・連なる・整列する
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前後の文章を含んだ引用
......を考えて、 (あの子が好きな女であって、こんな家 を、承知で来てくれる者ならば、嫌な、飯盛女や、売女であろうと……) と、さびしい、老いのあきらめをつけていた。 馬の背なかが、波のようにならんでいた。 八王子の宿はずれから、大楽寺へまで、その馬市の雑鬧 と、喧騒 がつづいている。あて込みのかん酒屋や、古着屋や、香具師 や、あらゆる浮世のほこりが、咽 せるように立って......
単語の意味
背(せ)
馬(うま)
馬・・・1.ウマ科の哺乳動物の総称。古くから耕作・運搬・常用に使う重要な家畜。体が大きく、首・顔が長く、鬣(たてがみ)がある。草食。
2.脚立(きゃたつ)の異称。四方に開いた支脚を有する台。
3.将棋で角の成ったもの。竜馬(りゅうめ)。成り角。
4.「つけうま」の略。遊興費の不払いを取り立てるため客に同行する者。
5.体操で跳馬のこと。またその用具。
2.脚立(きゃたつ)の異称。四方に開いた支脚を有する台。
3.将棋で角の成ったもの。竜馬(りゅうめ)。成り角。
4.「つけうま」の略。遊興費の不払いを取り立てるため客に同行する者。
5.体操で跳馬のこと。またその用具。
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馬の表現・描写・類語(地上の動物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
馬のたてがみのざらざらした手ざわりが、棕梠(しゅろ)の毛のように手にまといつく
野間 宏 / 真空地帯 amazon
牛や豚には申しわけないが、馬は彼らよりはるかに利口そうな顔をしている。
東海林 さだお「タコの丸かじり」に収録 amazon
石を蹴る馬蹄の音が、戞々 として、曠野の静けさを破つて
芥川龍之介 / 芋粥
長く鼻すじの通った顔には高貴の面差しがあり、引きしまった胴、細く長い足には高潔の気配がある。
東海林 さだお「タコの丸かじり」に収録 amazon
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並ぶ・連なる・整列するの表現・描写・類語(動き・反応・変化・現象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
杭のように路傍に立ちならんだ兵卒ども
立野 信之 / 軍隊病「軍隊病―兵士と農民に関する短篇集 (昭和4年) (日本プロレタリア作家叢書〈第5篇〉)」に収録 amazon
いろはにほへとはいつでも同じ順にあらわれてくる。柳の下には必ず鰌 がいる。蝙蝠 に夕月はつきものである。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
芸人達が、植木鉢みたいに鏡の前に並んで
林芙美子 / 新版 放浪記
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置物然として丸まっている。
本谷 有希子 / 異類婚姻譚 amazon
ぬくもる闇のなかで耳を圧迫するような蛙と虫の圧倒的な音楽に包囲される
大貫妙子 / アマゾンの憂鬱 amazon
土煉瓦(つちれんが)を引き起すと、青白い肌をした一匹の蠍(さそり)が蟹のような鋏を振り立ててへばりついていた。
火野 葦平 / 麦と兵隊「土と兵隊・麦と兵隊 (新潮文庫)」に収録 amazon
パリの老いぼれた馬車馬が、悲嘆にくれたクリスチャンのような、大きな美しい眼をよくしている
小林 秀雄 / ゴッホの手紙 amazon
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握りしめていた電話を充電器に戻し
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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