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一皿八銭の秋刀魚さんまは、その青く光った油と一緒に、私とお千代さんの両手にかかえられて、サンゼンと生臭い匂いを二人の胃袋に通わせてくれる
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:7% 作品を確認(青空文庫)
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さんま
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前後の文章を含んだ引用
......袋を見つけ出す。――夕方、たすきを掛けたまま工場の門を出ると、お千代さんが、後から追って来た。 「あんた、今日市場へ寄らないの、私今晩のおかずを買って行くのよ……」  一皿八銭の秋刀魚さんまは、その青く光った油と一緒に、私とお千代さんの両手にかかえられて、サンゼンと生臭い匂いを二人の胃袋に通わせてくれるのだ。 「この道を歩いている時だけ、あんた、楽しいと思った事ない?」 「本当にね、私ほっとするのよ。」 「ああ、でもあんたは一人だからうらやましいと思うわ。」  美しいお......
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秋刀魚(さんま)
千代・千世(ちよ)
秋刀魚・・・サンマ科の海魚。体は細長く全長40cmほど。背中は青黒色、腹部は銀白色。大衆魚であり、秋の味覚の代表のひとつ。
千代・千世・・・千年。非常に長い年月のたとえ。千歳(ちとせ・せんざい)。「代」も「世」も「ある期間」を意味する字。
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