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すくみそうになる恐怖を、私は彼の名前を叫んで、ぎゅっと押し込む。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 ページ位置:80% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
勇気を出す・思い切る
叫び声(叫ぶ)・わめく
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前後の文章を含んだ引用
......。風に乗った祭りばやしが、かすかに切れぎれに耳に届きはじめる。 瀧くん、瀧くん、瀧くん。 空を見上げると、長く尾を引くティアマト彗星が月よりも明るく輝いている。すくみそうになる恐怖を、私は彼の名前を叫んで、ぎゅっと押し込む。 君の名前は、瀧くん! 原付バイクの音に顔を上げると、坂を登ってきたヘッドライトが目を射った。「テッシー!」私は声を上げて原付に駆け寄る。「三葉! お前、今まで......
単語の意味
叫ぶ・号ぶ(さけぶ)
叫ぶ・号ぶ・・・1.何かを訴えるために、大きな声を出す。大声を発する。大声で言う。
2.世間に向かって強く主張する。強く訴える。
2.世間に向かって強く主張する。強く訴える。
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勇気を出す・思い切るの表現・描写・類語(興奮・気持ちが高ぶるのカテゴリ)の一覧 ランダム5
むつかしい事なんか考えちゃいない。只、どぼんと飛びこむだけのこと。
林芙美子 / 新版 放浪記
戦場に飛び込み、討ち死にするのはいともたやすきことにて、身分の 賤 しき者にもできる。生きるべきときは生き、死ぬべきときにのみ死ぬことこそ、真の勇気である
新渡戸稲造 訳:岬龍一郎「いま、拠って立つべき“日本の精神” 武士道 (PHP文庫)」に収録 amazon
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叫び声(叫ぶ)・わめくの表現・描写・類語(声・口調のカテゴリ)の一覧 ランダム5
父親は、甲高い息子の叫びを、一々胸に釘を打たれるように、聴いてい
た。
獅子 文六 / 胡椒息子 (1953年) amazon
女がいきなり細い首をたてて嘶(いなな)くように一声叫ぶ
黒井 千次 / 群棲 amazon
言葉が審判の声のようにするどく耳の奥で聞こえる
山本 周五郎 / やぶからし amazon
口々に叫んでいた言葉が一つに合して、海鳴りのような叫びに変わる
光瀬 龍 / 百億の昼と千億の夜 amazon
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「声・口調」カテゴリからランダム5
始めも終も無い煙のようなお饒舌(しゃべり)を続けて来た
石坂 洋次郎 / 若い人 amazon
頷くような、首を傾げるような曖昧な仕草をした。
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon
「興奮・気持ちが高ぶる」カテゴリからランダム5
荒涼たる焼跡に、一輪の花咲く心地で、よい映画の上演を待つ気持が強く動いている。
森田 たま / 菜園随筆 amazon
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