冬であるのに、新月は匂うように白金の眉を描いていた。
岩田 豊雄 / 沙羅乙女「獅子文六作品集〈第4巻〉沙羅乙女・信子 (1958年)」に収録 作品を確認(amazon)
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月
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単語の意味
新月(しんげつ)
白金(はっきん)
新月・・・1.月が太陽と同じ方向にある瞬間。地球、月、太陽の順にまっすぐ並んだ瞬間。月齢が「0」になった瞬間。このとき、地球から月の方角を見ても、太陽の光は月の裏側に当たっているだけで、月は暗くて見えない。朔(さく)。
2.陰暦で、1を過ぎたころ、西の空に見える細い月。陰暦で、その月の初めて見える月。また特に、陰暦8月3日の月。
3.東の空に昇ったばかりの月。
2.陰暦で、1を過ぎたころ、西の空に見える細い月。陰暦で、その月の初めて見える月。また特に、陰暦8月3日の月。
3.東の空に昇ったばかりの月。
白金・・・金属元素のひとつ。元素記号Pt、原子番号78。銀白色の金属。圧力を加えたり引っ張っても壊れず、形を変える。錆(さ)びにくく、装飾品に利用される。また、触媒としての用途も広い。稀少な貴金属で高価。「プラチナ」ともいう。
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月の表現・描写・類語(空・中空のカテゴリ)の一覧 ランダム5
藤色の空に物憂い月が出て居る。卯の花のように白い白い月が。
石坂 洋次郎 / 若い人 amazon
月が青い氷のなかの刃のように澄み出る
川端 康成 / 雪国 amazon
月が真綿雲の間をゆっくりと歩いていく
石森 延男 / コタンの口笛 第2部 amazon
鎌の形をした下弦の月が、中空に舞台のバックのように釘付けになっている
徳永 直 / 太陽のない街 amazon
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「空・中空」カテゴリからランダム5
星が切れるように冴えかえっていた。
黒島 伝治 / 渦巻ける烏の群 amazon
雲の切れ間に、飛行機雲が走っていた。空港からの便だろうか、豆粒ほどの機体と、そこから棚引く雲が、一直線に伸びている。
伊坂 幸太郎 / オーデュボンの祈り amazon
切り 貼ったような満月
浅田次郎 / オリヲン座からの招待状「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
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