肱 掛 椅子 の形の玄武岩
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 ページ位置:9% 作品を確認(amazon)
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石・岩・鉱物
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前後の文章を含んだ引用
......うな優美な側面は、いつか意外に厳しく狭い正面に変り、三角の頂上から、両足をふんばったように、二つの小尾根を左右に投げ落していた。そしてそのあわいの小さな窪みに、肱掛椅子の形の玄武岩を支えていた。先の方の尾根を廻れば、病院のある谷間へ出るかも知れない。私は足を早めた。 また林に入った。中で道は二つに分れていた。左は川沿いに遡る道、右が丘に添......
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雑多な岩が並ぶと見えて、ちらちらちらちらと玉の簾(すだれ)を百千に砕いたよう
泉 鏡花 / 高野聖 amazon
石が、木漏れ日に生きもののようにちらちらと影を映す
梅本 育子 / 桃色月夜 amazon
月に嘯(うそぶ)く虎のような……乱石が点在し
三浦 朱門 / 冥府山水図 amazon
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岸壁が屏風のようにめぐる
中 勘助 / 銀の匙 amazon
けし粒でも振りまいたように土が柔らかにこなれる
トルストイ / トルストイ民話集 人はなんで生きるか 他四篇 amazon
汽車は尾道にはいり、肥料臭い匂いがしている。
林芙美子 / 新版 放浪記
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