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車を発進させました。灯りのともった家はありません。車のエンジン音もしんと漂う夜の空気に飲み込まれていくようです。
湊 かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録 ページ位置:55% 作品を確認(amazon)
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夜のしじま(静けさ)
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......ました。「私まで一緒に、どこに行くんですか?」 落ち着いて質問ができたのは、車の助手席に座ってからです。「最終確認だよ」 和弥さんはどこか嬉しそうにそう言うと、車を発進させました。灯りのともった家はありません。車のエンジン音もしんと漂う夜の空気に飲み込まれていくようです。見慣れてきたはずの町並みも、真夜中に和弥さんと二人きり、車に乗って走り抜けると、初めて訪れた見知らぬ町のように思えました。 世界中に和弥さんと私、二人きり。そん......
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夜が深くなっていた。ふくろうが鳴くわけでも、コオロギが羽根を擦る音が鳴るわけでもなく、島中がただ単純に呼吸を抑えていくようだった。
伊坂 幸太郎 / オーデュボンの祈り amazon
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