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......るようには見えないが、好意的な表情でもない。　沈黙が気まずくて、急いで靴を履き、小屋から五分ほどのところにある山頂に向かったものの、沈黙は続いたままだ。その間に雲海は、オレンジ色からピンク色に、そして紫色へと変わっていった。三度目の赤岳山頂だけど、こんな景色は初めてだ。「すみません。絵を描いたのがわたしだって、すぐに言わなくて」「謝ることじゃない。それより、八ヶ岳に行こうと言ったと......

単語の意味

紫（むらさき）

紫・・・１．赤と青を混ぜてできる色。古来､高位の象徴とされた。
２．ムラサキ科の多年草。夏、白い小花が咲く。根からとれる染料は紫色（むらさきいろ）。
３．醤油（しょうゆ）の異称。