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ピンク電話の前に行き、ダイヤルをまわした。しかし信号音が四回鳴ったところで思いなおして受話器を戻し、電話を切った。
村上春樹 / 双子と沈んだ大陸「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 ページ位置:66% 作品を確認(amazon)
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電話をかける・架電
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......かった。もし僕にそれを焼き捨てるだけの力があるなら、はじめからこんな袋小路に入りこんだりはしないのだ。 僕は二杯目のウィスキーを飲んでしまうと手帳と小銭を持ってピンク電話の前に行き、ダイヤルをまわした。しかし信号音が四回鳴ったところで思いなおして受話器を戻し、電話を切った。そして手帳を手にしばらく電話機をにらんでいたが、良い考えも思い浮かばなかったので、カウンターに戻って三杯目のウィスキーを注文した。 僕は結局何も考えないことにし......
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(相手が電話に出ない)コール音が深い底無しの虚無の中におもりを垂らすようにいつまでもいつまでも鳴り響いていた
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(下) amazon
(黒崎に電話をかける)呼び出し音が鳴っている。一回、二回……。鳴っている、黒崎の身体のすぐそばで。三回……、四回、……五回。胸が締めつけられる。今にも電話をつかもうとする黒崎の手が見える。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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受話器を置くと、力が脱けた。
浅田次郎 / 鉄道員(ぽっぽや)「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
僕は二十回までベルの音を数えていたが、それからあとはあきらめて鳴るにまかせた。いつまでもそんなものを数えつづけるわけにはいかないのだ。
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
透明な公衆電話のボックスが見えた。 中の蛍光灯が白く光っている。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
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