TOP > 風景表現 > 水面・水中・水辺 > 夜の海


カテゴリ検索 単語の意味
夜の海は昼と迫力がまるっきり違う。ぼんやりと暗い浜から、波音が押してくるように巨大に響く。黒い島影が 闇 に浮かび、潮風は夜の香りを含んで吹き渡る。
吉本ばなな / サンクチュアリ「うたかた/サンクチュアリ」に収録 ページ位置:1% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
夜の海
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......んえん歩く、その時間は気分が良かった。晩の散歩は日課になった。 そんなある夜のことだ。 智明のいる小さなホテルの目の前は広い国道で、渡るとすぐそこに海が見えた。夜の海は昼と迫力がまるっきり違う。ぼんやりと暗い浜から、波音が押してくるように巨大に響く。黒い島影が闇に浮かび、潮風は夜の香りを含んで吹き渡る。星がはるかにちかちかまたたく。そういうのを見ていると、心はいっぱいにふくらんだ帆のように落ち着かず、高い所へ駆けてゆけそうな感じを取り戻す。暗い海に沿って、どこ......
単語の意味
含む(ふくむ)
含む・・・1.口の中に入れて噛んだり飲み込んだりせず、そのままの状態のこと。
2.ある気持ちを態度に示したり、なんとなくにおわす。「憂いを含んだ表情」
3.ある範囲の中にその要素が入っていること。「サービス料を含んだ値段」
ここに意味を表示
夜の海の表現・描写・類語(水面・水中・水辺のカテゴリ)の一覧 ランダム5
闇の中に白く光っている海
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
もう真っ暗で人けもなく、海ばかりが黒く大きく感じられる
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「水面・水中・水辺」カテゴリからランダム5
青焔(せいえん)燃ゆる大円盤の彼方
中島 敦 / 環礁 ——ミクロネシヤ巡島記抄—— amazon
細かいガラス屑のような飛沫
前田河広一郎 / 三等船室「現代日本文学大系 (59)」に収録 amazon
カテゴリ検索 単語の意味
同じカテゴリの表現一覧
水面・水中・水辺 の表現の一覧 
風景表現 大カテゴリ
表現の大区分