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(電話相手がカラオケでハウリング)カラオケが 濁声 の演歌になって、キーンという金属音とともに、水島の声が聞き取れないほどの音量に膨れ上がる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:66% 作品を確認(amazon)
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不快な音(雑音・ノイズ)
爆音・大きな音
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前後の文章を含んだ引用
......じゃ心配で」「うん、でもしばらくは我慢だ。辛い! すごく辛い! だけど、ダメなんだ。また明日電話するよ。ありがとう。十和子の声聞いたら、なんか元気が出てきた」 カラオケが濁声の演歌になって、キーンという金属音とともに、水島の声が聞き取れないほどの音量に膨れ上がる。「水島さん!」 ひゃー、やかましい、と言って水島は電話を切る。 寒々とした吹きさらしの場所にひとりとり残された気がする。ウェイトレスも客も十和子を蔑むようによそ......
単語の意味
濁声(だみごえ・だくせい)
濁声・・・濁ってきたない声。澄んでない声。
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