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彼は父の 膝 にくらいついて泣いた。
宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 ページ位置:10% 作品を確認(amazon)
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泣く・涙を流す
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前後の文章を含んだ引用
......りに額の汗をぬぐいながら、「自分が殺したと思てるんやろ……」 と言った。「あの馬死んでまうわ。お父ちゃん、あの馬死んでまうわ」 信雄の体が突然鳥肌立っていった。彼は父の膝にくらいついて泣いた。「しゃあないがな。……お父ちゃんものぶちゃんも、どうしてやることもでけへんわ」 馬はやがて荷車から離されてどこかへ連れ去られていったが、荷車だけは、それから何日......
単語の意味
膝(ひざ)
膝・・・1.足の関節部で、腿(もも)と脛(すね)とを繋ぐところの前面。腿と脛の境の前面部。膝頭(ひざがしら)。
2.座ったときの、腿の上側にあたる部分。大腿部(だいたいぶ)。
2.座ったときの、腿の上側にあたる部分。大腿部(だいたいぶ)。
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昂(たか)ぶり皮が切れてしまったように泣く
中上 健次 / 枯木灘 amazon
小娘のようにたわいもなく泣きつづけていた。
有島武郎 / 或る女
彼女は心の底から泣いていた。演技しているようなきれいな泣き方だった。
小川 洋子「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
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しばしの別れを惜しむ恋人のように、甘やかな悲しいような幸せな気持ち
壷井 栄 / 草の実 (1962年) amazon
苦鳴と共に、横に倒れる。
芥川龍之介 / 偸盗
音楽は人生を楽しむためのものだ。はっきりと思った。決して誰かと競うようなものじゃない。競ったとしても、勝負はあらかじめ決まっている。楽しんだものの勝ちだ。
宮下 奈都「羊と鋼の森 (文春文庫)」に収録 amazon
酒を水でも飲むような無表情な顔で悠然と飲む
高見 順 / 如何なる星の下に amazon
「泣く」カテゴリからランダム5
一途にひたすらに泣きわめく。驟雨でも来たようで、一種の壮観を呈する。
石坂 洋次郎 / 暁の合唱 amazon
笑いこけているように聞こえる奇妙な声を立てて男泣きする
阿部 昭 / 千年 amazon
愛子は両方の瞼に力を入れる。涙が落ちてしまうから、瞬きはしない。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
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