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物事にふけりやすい葉子は身も魂も打ち込んでその仕事に夢中になった。
有島武郎 / 或る女(前編) ページ位置:28% 作品を確認(青空文庫)
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集中する・夢中になる
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前後の文章を含んだ引用
......十四の夏が秋に移ろうとしたころ、葉子はふと思い立って、美しい四寸幅ほどの角帯 のようなものを絹糸で編みはじめた。藍 の地 に白で十字架と日月とをあしらった模様だった。物事にふけりやすい葉子は身も魂も打ち込んでその仕事に夢中になった。それを造り上げた上でどうして神様の御手に届けよう、というような事はもとより考えもせずに、早く造り上げてお喜ばせ申そうとのみあせって、しまいには夜の目もろくろく合......
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集中する・夢中になるの表現・描写・類語(思考・頭の中の状態のカテゴリ)の一覧 ランダム5
びっくりするほどの集中の表情を浮かべていた。
吉本 ばなな「アムリタ(上) (新潮文庫)」に収録 amazon
話はつい永くなって十時頃になってしまった。
岡本かの子 / 東海道五十三次
芋粥の二字が、彼のすべての思量を支配してゐる
芥川龍之介 / 芋粥
彼女は軽く顎に手を掛け、ライオンゴロシについて熱心に読んでいる。
小川洋子 / 冷めない紅茶「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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彼は木谷のことをたびたび考えた。そしてしらずしらずのうちに、この兵隊のことを考えるというようになっていた。事務室の准尉の近くで机に向って鉄筆を動かしているときでも、頭のなかに動くものがあって、その動きをたどってみると、その糸のさきに木谷の顔があるのにぶつかった。
野間 宏「真空地帯(新潮文庫)」に収録 amazon
つまり智慧 の足りないところから湧 いた孑孑 のようなもの
夏目漱石 / 吾輩は猫である
いろんな可能性が頭の中で錯綜する。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
娘は芝居の幕が閉じたように、若い学者との結婚が馬鹿らしくなった。
岡本かの子 / 河明り
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