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かしわをはじめて見た後輩は、かわごとたべようとするので、父が、 「かわをむいてくえよ」 というと、彼はくるりと川の方を向いてかわごと食べたなどと、まるで落語にでもなりそうな話をしてくれたことがあった。
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 ページ位置:82% 作品を確認(amazon)
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かしわ餅
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前後の文章を含んだ引用
......か分らなかったというが、父がだいぶ東京になれたころ、後輩が久留米から出て来たので、ちょうど花見頃とて隅田川まで出かけ、茶店に腰かけてかしわを注文した。ところが、かしわをはじめて見た後輩は、かわごとたべようとするので、父が、「かわをむいてくえよ」というと、彼はくるりと川の方を向いてかわごと食べたなどと、まるで落語にでもなりそうな話をしてくれたことがあった。父は上京してからは下宿住いで、友だちと自炊をしていたらしい。「大きななべに野菜や肉を入れたみそ汁を作っておいて、前日のが残るとそれにまた足しては食べるんだ、だん......
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