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芥川龍之介 / 芋粥 ページ位置:80% 作品を確認(青空文庫)
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濁り、渇き声
音(声)を聞く、聞こえる
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前後の文章を含んだ引用
......うもない。 すると、外の広庭で、誰か大きな声を出してゐるのが、耳にはいつた。声がらでは、どうも、今日、途中まで迎へに出た、白髪の郎等が何か告 れてゐるらしい。その乾 からびた声が、霜に響くせゐか、凛々 として凩 のやうに、一語づつ五位の骨に、応へるやうな気さへする。 「この辺の下人、承はれ。殿の御意遊ばさるるには、明朝、卯時 までに、切口三寸、長さ五尺の山の芋を、老若各 、一筋づつ、持つて参る様にとある。忘れまいぞ、卯時までに......
単語の意味
凛凛・凛々(りんりん)
凛凛・凛々・・・1.凛々(りり)しいさま。勇ましいさま。また、心の引き締まるさま。凜乎(りんこ)。凜然(りんぜん)。
2.寒さや緊張などで身が引き締まるさま。厳しく身にしみるさま。
同じ漢字を重ねることで、語調を整えて意味を強めた表現。
2.寒さや緊張などで身が引き締まるさま。厳しく身にしみるさま。
同じ漢字を重ねることで、語調を整えて意味を強めた表現。
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こうした言葉を鼓膜にピンピンと受け付けながら
夢野久作 / ドグラ・マグラ
(声は)一筋のしなやかな水流となって耳の管をすり抜け、鼓膜を震わせ、(鼻と耳が交差する)秘密の洞窟の扉をノックした。闇に響く振動は長く余韻が消えなかった。
小川 洋子 / 仮名の作家「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
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鳥がうたうような、まるみのある声音
司馬 遼太郎 / 最後の将軍―徳川慶喜 amazon
ぐるるっ、という音がして貝原はきょろきょろと周囲を見回した。教室のどこかにライオンでも飼っているのかと思ったら、隣の武藤の唸り声なのであった。
池井戸 潤「民王 (文春文庫)」に収録 amazon
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頭上でさわさわと桜が鳴いた。あたしの一人勝手なおしゃべりや思いつきを笑っているようにもおもしろがっているようにも聞こえる。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー〈2〉 (文春文庫)」に収録 amazon
汽笛が、間を置いてヒュウ、ヒュウと聞えた。
小林多喜二 / 蟹工船
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