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吉川英治 / 増長天王 ページ位置:89% 作品を確認(青空文庫)
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殺到・押し寄せる
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前後の文章を含んだ引用
......をたてて最高度まで焔をあげ夜はほのぼのと明けかけて来た。紅蓮地獄 にふさわしい漆紅葉 の真っ赤なのが、峰から降り、窯 の火 ッ気 に煽 られて、飜々 と空に舞い迷う。 やがて海嘯 のような声が揚 った。 山峡の細道を伝って、夥 しい捕手 の数が黒髪山 へ乱れ入った。が、捕手の目は、御用窯 の前に落葉に埋 もれた百助の死骸を見出したのみで、棗 の姿も兆二郎のかげも、遂にひね......
単語の意味
海嘯(かいしょう)
海嘯・・・満潮時に起こる特殊な高波。「つなみ」の意味でも使われる場合もある。「嘯」は訓読みで「うそぶ(く)」と読み、「吠える」「うなる」などの意味を持つ。
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放浪人が落ち葉のように吹き寄せられる
林 芙美子 / 林芙美子文庫〈〔第9〕〉松葉牡丹 amazon
かるたを裏返したように変わって
有島武郎 / 或る女
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夢野久作 / ドグラ・マグラ
見物人が、石榴(ざくろ)の実を割ったようにいっぱいに詰まる
内田 百けん / 冥途 amazon
あまり人通りの多い歩道橋ではないが、それでも五時すぎになると、短い間、人の流れが出来た。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
足の踏み場もなく、僕たちの傍では、始終誰かと誰かがぶつかっては文句を言い合ったり謝まり合ったりしていた。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
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