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色黒の男が姿を現わした。途端に、ジム内に緊張が走る。もちろん、男たちは全員、自分たちの練習に専念していて、その現われた男をまじまじと眺めるようなことはなかったのだけれど、でも、全員が内心に、「来たぞ」と呟き、そして一斉に巨大な唾を飲み込むのにも似た、引き締まった空気が漂った。
伊坂 幸太郎 / 砂漠 ページ位置:15% 作品を確認(amazon)
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オーラ・貫禄がある人
緊張する
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前後の文章を含んだ引用
......構え方を確認する者もいた。先程までは、ゴングが鳴るまでのインターバル、小休止だったのかもしれない。 ほどなく奥の扉が開き、そこから、ひときわ筋肉の引き締まった、色黒の男が姿を現わした。途端に、ジム内に緊張が走る。もちろん、男たちは全員、自分たちの練習に専念していて、その現われた男をまじまじと眺めるようなことはなかったのだけれど、でも、全員が内心に、「来たぞ」と呟き、そして一斉に巨大な唾を飲み込むのにも似た、引き締まった空気が漂った。 男はリングに向かって、お辞儀をすると、やけに大きな声で、「よろしくお願いします」と言った。目が大きくて、眉が太い。唇は厚く、全体としては、ふてぶてしい外見だ。......
単語の意味
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵(すがた)
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵・・・1.身体の形。からだつき。人のからだの格好。衣服をつけた外見のようす。
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
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