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彼にはそれに抵抗しようとする気持は全くなかった、そしてなるがままに溶け込んで行く快感だけが、何の不安もなく感ぜられるのであった。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:87% 作品を確認(amazon)
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眠りに落ちる・寝つく
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前後の文章を含んだ引用
......っても、同時にそれに抵抗しようとする意志も自然に起るような性質もあるものだった。しかも抵抗し難い感じから不安をも感ずるのであったが、今のは全くそれとは別だった。彼にはそれに抵抗しようとする気持は全くなかった、そしてなるがままに溶け込んで行く快感だけが、何の不安もなく感ぜられるのであった。 静かな夜で、夜鳥の声も聴えなかった。そして下には薄い靄がかかり、村々の灯も全く見えず、見えるものといえば星と、その下に何か大きな動物の背のような感じのするこの......
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快感(かいかん)
快感・・・快(こころよ)い感じ。満ち足りた感じ。いい気持ち。
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ミイラのようにぐっすりと二日間眠り続けたらしい。
小川洋子 / ダイヴィング・プール「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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