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そんな話をしばらくしているうちに、少しずつやりとりが間遠になり、やがて傍らから小さな寝息が聞こえてきた。城戸は、暗がりの中で急速にそれが深まって行くのを待ってから、布団を掛け直し、そっと子供部屋をあとにした。
平野啓一郎「ある男」に収録 ページ位置:53% 作品を確認(amazon)
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眠りに落ちる・寝つく
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前後の文章を含んだ引用
......きな、ぞうりみたいなステーキをたべたでしょうか、たべてないでしょうか?」「たべた。──まあ、そのききかただと、ニセモノにもわかっちゃうかもしれないけど。……」 そんな話をしばらくしているうちに、少しずつやりとりが間遠になり、やがて傍らから小さな寝息が聞こえてきた。城戸は、暗がりの中で急速にそれが深まって行くのを待ってから、布団を掛け直し、そっと子供部屋をあとにした。 ずっと先延ばしにしていたクリスマス・ツリーの飾りつけを今日こそしようと、彼は、富樫雅彦と菊地雅章の美しいデュオのCDをかけながら、その作業に取りかかった。段ボ......
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間遠(まどお)
寝息(ねいき)
暫く・姑く・須臾(しばらく)
間遠・・・繰り返される物事の間に間隔があいているさま。「訪問が間遠になる」
寝息・・・眠っているときの息(=呼吸)。また、その音。
暫く・姑く・須臾・・・1.長いと感じるほどではないが、すぐともいえないほどの時間。ちょっとの間。一時的。
2.ちょっと待った!
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駱駝らくだ のように壁に もたれて眠りこけました。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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